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過去最高の入場者数を誇る日本博出展と共に


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過去最高の入場者数を誇る日本博出展と共に

 こんにちは。アジア・アライアンス・パートナーの神谷です。タイでは9月―10月にかけて日本関連のイベントが目白押しですが、中でも9月1‐3日の3日間、バンコクの中心部にあるサイアムパラゴンというショッピングモールで開催されたバンコク日本博2023は過去最高の入場者数12万9000人(主催者発表)を記録しました。

 イベント自体は日本への留学、日系企業の就職情報、日本の観光情報、日本ブランド・サブカルチャー・食品の紹介など多様なテーマで日本の魅力を紹介しています。今回の日本博では目玉の一つとして、日本酒・焼酎の小売・卸をタイで展開しているSCSトレーディング社が同社の創業20周年を記念して「KAMPAI BANKOK 2023」と銘打って、20蔵50銘柄の日本酒(一部焼酎)1000THB(バーツ)飲み放題のイベントを開催していました。島根県からは李白酒造様と簸上清酒様がブースを出されていました。両社のブースはもちろんですが、会場内には圧倒的に日本人よりもタイ人のお客様が多く、体感では90%タイ人のお客様、10%日本人のお客様という状況です。私はタイに移り住んで8年目になりますが、タイの方にここまで日本酒を飲んでいただけるとは!と驚きをもって会場を眺めていました。7年前、初めて飲食関係の展示会に参加した際に大手の酒類インポーターさんに聞くと、タイの富裕層の方々はワインは好むが日本酒はそれほどでもない、若い女性には梅酒が人気だと聞いていて、日本酒がタイの方々に浸透するのは時間がかかりそうだなと感じましたが、KAMPAI BANKOK 2023の光景は忘れられないものになりそうです。これを機会に、タイの方々にとって日本酒が少しでも身近なものになってくれることを願います。

 また、日本博には昨年から引き続き、島根県は観光ブースを出展しました。ブースには3日間、多くの来場者が訪れ、島根県の観光情報を収集していました。タイから日本への旅行者はリピーターになる方も多く、東京や大阪・京都など著名な観光地に飽き足らず、「自分だけが知っている場所」「他の人がまだ知らない日本の魅力の再発見」を求めているように感じます。

 日本博終了後、9月5日に島根県観光振興課主催でバンコクの旅行会社向けにランチセミナーを開催したところ、参加した12の旅行会社14名の方々からも、そうしたお声をいただきました。

 セミナーではまず観光振興課の方々に開催の目的とご挨拶をいただいた後、実際に島根県を訪問したことのあるタイ人スタッフから島根県の魅力をプレゼンテーション、併せて今年実際に島根県を訪れるツアーを催行して下さった旅行会社さん(マリタイム社)からツアーの行程やツアー参加者の声などを共有いただきました。マリタイム社の方は石見銀山が最も印象に残ったと熱く語っていらっしゃいました。プレゼンテーションとマリタイム社さんからの情報共有の最中も、旅行会社の皆さんからは活発なご質問が飛び交い、盛況のうちに2時間のランチセミナーは終了しました。

 特に旅行会社各社がタイのお客様向けツアーをつくるにあたって、まず大阪や広島などからのアクセス、様々なアクティビティの価格などに質問が集中していました。また堀川遊覧に関心を持ってくださったのか、これに関する質問と、稲佐の浜の国引き神話にご質問いただく方が多かったのが非常に興味深い結果でした。観光に限らず日本の食品を販売されているインポーターさんからも「ストーリーのある商品が欲しい」というお声をいただくこともあり、観光地も同じくその地にしかない「ストーリー」に関心を示されるのだと感じました。

旅行会社各社と積極的に名刺交換・島根県をPR

参加者のアンケートでは「島根のどんなところをタイ人が好きになると思いますか?」という質問に対して、

  • 高齢者は、観光地の歴史や綺麗な場所に興味を持ちますが、若者は、出雲大社の縁結び、八重垣神社の縁結びに興味を持つと思います。
  • 花公園、紅葉 
  • 桜、温泉 
  • 静かな町、観光地がたくさんある場所。

 などの回答をいただき、島根県を含むツアーをすぐにでも作りたい会社4社、検討・条件が揃えばという会社が6社と今後の動きに期待できる結果となりました。引き続きSNSで島根県の情報発信を通して、島根県の魅力を多くのタイの方々に届けていこうと思います。



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