こんにちは。アジア・アライアンス・パートナーのタイ人スタッフ、ニンです。

　最近、タイのフードフェスやスイーツ屋台に行くと、美味しそうなタイの伝統的なスイーツをよく見かけます。最近のタイ伝統的なスイーツは、従来のものに比べてより形状や色がおしゃれになり、写真に映える見た目にアレンジされています。このアレンジが、タイ人の若者が伝統的なスイーツに関心を向けるきっかけとなっています。今回は、そんなタイの伝統スイーツについてお話したいと思います。　

　従来のタイの伝統スイーツと現在のものとの大きな違いは、前述の通り、今の時代に合わせてユニークな形状やトッピング、甘さなどアレンジを加えたことで、それにより特にこれまで関心が薄かった若者世代の消費者をより惹きつけています。

　下では、今タイで人気の伝統スイーツの例をいくつか挙げさせていただきます。タイ伝統的スイーツを食べたことがない方にも、この記事をきっかけにタイの伝統スイーツに興味を持ってもらえると嬉しいです。

　ちなみに、紹介するスイーツには全て頭に「カノム」というフレーズがつきますが、これはタイ語で「お菓子」という意味です。
　

カノム・クロック (ขนมครก)

　「カノム・クロック」　は米粉、もち米粉、ココナッツミルク、砂糖で作ったタイの伝統的なお菓子の一つです。カノム・クロックは、日本のタコ焼きのような焼き型で焼いた甘いお菓子で、外側のカリッとした生地と中のトロリとしたココナッツミルクの生地の食感が特徴のお菓子です。

　従来のカノム・クロックはネギ、コーン、黒ゴマなどシンプルなトッピングが多いですが、現在流行っているカノム・クロックは千切りのカボチャやタロイモ、ココナッツ果肉などといったトッピングをたくさん使っています。
　

カノム・バービン (ขนมบ้าบิ่น)

　「カノム・クロック」　は米粉、もち米粉、ココナッツミルク、砂糖で作ったタイの伝統的なお菓子の一つです。カノム・クロックは、日本のタコ焼きのような焼き型で焼いた甘いお菓子で、外側のカリッとした生地と中のトロリとしたココナッツミルクの生地の食感が特徴のお菓子です。

　従来のカノム・クロックはネギ、コーン、黒ゴマなどシンプルなトッピングが多いですが、現在流行っているカノム・クロックは千切りのカボチャやタロイモ、ココナッツ果肉などといったトッピングをたくさん使っています。
　

カノム・ピャ (ขนมเปี๊ยะ)

　「カノム・ピャ」　は小麦粉及び砂糖で生地を作り中に大豆餡を包んだタイ風のまんじゅうです。

　カノム・ピャは中身に大豆餡や緑豆餡が入っているのが一般的ですが、現在の多くの人がハマっているカノム・ピャは中身に塩漬け卵（カイケム）や日本のさつまいもなど様々な種類があり、好みに応じて味のバリエーションが楽しめます。
　

カノム・チャン(ขนมชั้น)

　「カノム・チャン」　は米粉、砂糖、ココナッツミルクを材料にお菓子の一つです。カノム・チャンは日本の菱餅のように、白と緑の生地が層になっている、「カノム（お菓子）チャン（階層）」　と呼ばれています。カノム・チャンは、日本の「ういろう」のようなモチモチ、ねっとりとした食感があるお菓子です。

　また、現在親しまれているカノム・チャンは甘さが控えめなのでとても食べやすいです。さらに、形もおしゃれな形にアレンジされています。
　

　今回紹介したタイ伝統スイーツ中で、筆者が好きなタイ伝統スイーツはカノム・ピャです。その中でも、筆者が特におすすめなのが、「カノム・ピア・モチ・ラバー（溶岩）・カイケム（塩漬けの卵）」　です。カノムピア・モチ・ラバー・カイケムは、中身に塩漬けの卵の黄身のカスタードが入り、噛むとカスタードが溶岩のように流れ出てくることからこの名前がつけられています。日本にはないカイケムの味がしっかりと味わえるお菓子で、おもちのようなもちもちと食感が楽しめます。

　カノムピア・モチ・ラバー・カイケムは、タイのセブンイレブンなどコンビニにも売られているので、タイの伝統スイーツの入門編として、タイにお越しの際は、是非食べてみてください。

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WRITTEN BY

Napasakorn Jaito