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バンコク都心の最新スポット「エムスフィア」!


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バンコク都心の最新スポット「エムスフィア」!

 こんにちは。アジア・アライアンス・パートナーの柴田です。

 タイ観光といえば、ワット・ポー(涅槃仏寺)やワット・アルン(暁の寺)といった寺院やプーケットなどのビーチ、アユタヤにある遺跡群を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

 バンコクには大型のショッピングモールが数多くあり、サイアム・パラゴン(Siam Paragon)やアイコン・サイアム(ICON Siam)などといったショッピングモールは、バンコクのランドマークとして観光客だけでなく地元タイ人の方も多く訪れる人気スポットとなっています。

 今回はそんなバンコクに新しくオープンしたショッピングモール、「エムスフィア(EmSphere)」についてご紹介いたします。

エムスフィア(EmSphere)とは

 エムスフィアは、12月1日にスクンビットエリアに新しくオープンしました。エムスフィアは、タイ最大のモール運営会社の1つであり、前述のサイアム・パラゴンも運営しているザ・モールグループ(The Mall Group)が新たに手がけたショッピングモールで、地元メディアによると、同社はこのエムスフィアに、200億バーツ(約841億円)の投資をしています。

 エムスフィアは地上10階建てで、総面積は20万㎡。このうち小売店のスペースが計6万㎡、飲食店のスペースが2万㎡で、さらにオフィスビル「EMタワー」も接続されています。さらに最上階6階には「UOB Live」というイベントホールも設けられており、6000人の観客を収容可能です。UOB Liveは現在まだオープンしていないものの、展示会やコンサート、スポーツイベントなど年100回ほどのイベント開催を見込んでおり、バンコク都心、BTS沿線で楽しむことができるようになります。

EMディストリクト構想

 エムスフィアは、バンコクでも特に、現地で働く外国人や観光客の多く賑わいのあるスクンビットエリアにある、バンコクの高架鉄道BTSプロンポン駅直結という絶好のロケーションに位置しています。特にこのプロンポン駅周辺は日本からの駐在員の方が多く居住するエリアであり、日系のスーパーマーケットや日本語通訳の常駐する病院があったりと、日本人の生活拠点として人気が高いです。

 ザ・モール・グループはエムスフィアが開業する以前から、「エンポリアム」(1997年開業)と「エムクオーティエ」(2015年開業)の2つのショッピングモールを有しており、エムスフィアはザ・モール・グループが同エリアでオープンする3つ目のショッピングモールです。

 この3つのショッピングモールとエンポリアム、エムスフィアの間に位置するベンジャシリ公園を含めた地域の開発は「EMディストリクトプロジェクト」とされ、エムスフィアの開業をもって同構想が完成しました。EMディストリクトの総面積は65万㎡、累計の投資額は500億バーツ(約2095億円)にのぼるといわれています。 

 これまで、バンコクのショッピングの中心といえば冒頭で述べた「サイアム・パラゴン」や「サイアム・ディスカバリー」、「セントラルワールド」などが連なるBTSサイアム駅周辺というイメージでした。ですが、完成したEMディストリクトは、このサイアムエリアに並ぶ商業エリアとして、今後より多くの人を呼び込むエリアとなることが期待されています。

エムスフィアの魅力

 3つの大型ショッピングモールが立ち並ぶこのEMディストリクトですが、他の2つのモールがプレミアム路線であるのに対し、エムスフィアはそこから少し価格帯を下げたモールに位置づけられます。プロンポン駅周辺は、駐在員とその家族やタイ人の富裕層が暮らすエリアであり、エンポリアムとエムクオーティエのターゲットもそういった客層をターゲットに据えています。その一方でエムスフィアは、タイ人の中間層もターゲットに、より広い層に足を運んでもらいやすい価格帯の設定となっています。

 どういったテナントが入居するかというのも開業前から注目を集めていましたが、その中でも特に話題となっていたのが、スウェーデンの家具大手「IKEA」です。タイでは2011年にバンコクの隣県であるサムットプラカーン県に1号店をオープン。その後、南部のプーケット県、バンコク北郊のノンタブリ県をオープンし、エムスフィアの店舗は4店目で、バンコクでは初の店舗となります。

 エムスフィアの3階に入居しているIKEAですが、1万5000㎡の面積を誇り、東南アジアで初の都市型店舗でかつ規模は世界最大です。買い物を楽しむ他に、550席のレストランが併設されており、このレストランからはベンチャシリ公園の景色を楽しむことができます。オープン初日の12月1日にも同店に訪れる方が多く、一時入店のために列ができるなど大盛況でした。
 また、同店では都市型店舗という利点を活かし、店舗から8km圏内の利用者には、購入したその日のうちに商品を自宅へ配送するサービスを提供します。環境に配慮をし、この配送サービスには電動のトゥクトゥクが使用されます。

最後に

 オープンしてから1週間ほど経ちますが、まだまだ連日大盛況。普段から渋滞のひどいスクンビット通りですが、エムスフィアがオープンしたことで付近の渋滞がさらに悪化しているというニュースも目にします。年末商戦もあり、かつUOB Liveのオープンも控えていますので、しばらくこの盛況が続くことが期待されます。

 タイのショッピングモールは日本と雰囲気が異なり、見ているだけでもおもしろいので、ぜひバンコクへお越しの際は立ち寄ってみてください。



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