こんにちは。アジア・アライアンスパートナーのニンです。
最近タイでは、飲料や、食品、雑貨などを販売している自動販売機が増えています。そんな中でも今特に流行っているのは、飲料の自動販売機であるTAO BIN（タオビン）です。バンコク市内のどこに行ってもTAO BIN自動販売機をよく見かけるようになりました。今回は、そんなTAO BIN自動販売機についてお話ししたいと思います。
TAO BINについて
タイで、複数企業が飲料の自動販売機を設置していますが、現在、飲料の自動販売機の中で圧倒的な人気を誇るのが、TAO BINの自動販売機です。TAO BINの自動販売機は、2021年の中期から現在までで、タイ全土に4,000台以上が設置されています。この約4,000台のうち、バンコク市内に設置1,500台以上が設置されています。また、TAO BINは2024年までに20,000台を設置することを目標として掲げています。加えて、１日当たり販売量の目標は100万杯（1日1台あたり平均50杯）を設定しています。さらに、今年、2023年までに証券市場に参入する予定です。
TAO BINの売上
2022年、TAO BINの売上は15億1,000万バーツであり、2021年の5,000 万バーツから2, 920%の増加をしています。また、下の表右のTAO BINのノンアルコール飲料市場における提供飲料種類別の収益データを見ると、炭酸飲料、コーヒー、牛乳及びチョコレート飲料といった市場全体の規模が2,470億バーツとなっています。TAO BINでは、この表に載っているノンアルコール飲料の全ジャンルを取り扱っています。
また、TAO BINの各飲料の売上割合を見ると、牛乳およびチョコレート飲料が全体の33％と最も大きく、次いでコーヒー（24％）、炭酸飲料（22％）が続いています。また、冷たい飲料の販売による収益が全体の収益の68%を占める結果となりました。
豊富なドリンクメニュー
TAO BINの特徴の1つとして、豊富なメニューが挙げられます。TAO BINのメニューは170種類以上あり、タイティーやカフェラテ、ミルクティーやココアなどの定番ドリンクから、炭酸飲料、プロテインシェイク、季節限定のドリンクまで、様々なドリンクが販売されています。メニューの選択肢が豊富で、選択したドリンクの種類によってホット、アイス、スムージーから好きなものを選べます。また、5段階で甘さの調整ができたり、コーヒーであれば、深煎り又は浅煎りのコーヒー豆を選択することができます。
TAO BINの購入方法
まずTAO BINでは、言語をタイ語か英語から選択できます。英語表記に切り替えて、最初に好きなドリンクを選びます。ドリンクの甘さのレベルや、トッピング、ストローおよびカップのフタが必要かどうかを選ぶと、支払いの画面が出てきます。支払いを済ませて注文は完了です。後はドリンクの完成を待つだけです。購入方法はとても簡単です。
支払い方法は、現金以外にQRコード決済や電子マネーなどで払うことができます。また、ドリンク購入毎にスタンプがつけられ、30枚のスタンプを貯まると1杯ドリンクが無料になります。スタンプを貯めるためには、携帯電話番号を登録するだけでOKです。
まとめ
私はTAO BINのドリンクを何度も購入しています。個人的な意見にはなりますが、同じような価格で販売されているコーヒーショップやコンビニのコーヒーと比べると、TAO BINのドリンクは、味や香りなどの質が非常に高いと思います。
ですので、タイにお越しの際には、自動販売機だからと侮らず、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
出典
TAO BINのホームページ：https://www.tao-bin.com/en
経済関連のニュースサイトMatichon：https://www.matichon.co.th/economy/news_3842591
マーケティングやビジネスなど関連のニュースサイトBrand buffet：https://www.brandbuffet.in.th/2022/08/tao-bin-make-a-profit-1-million-baht-per-day/、https://www.brandbuffet.in.th/2023/02/taobin-was-a-total-of-4942-machines-nationwide-in-2022/
