こんにちは。展示会リポート編集部です。
2015年より毎年開催されている「TILOG – LOGISTIX」。輸送、在庫管理、資材処理、梱包、そしてサービス プロバイダーの物流関連管理システム事業の新技術やサービス紹介の企業が出展しております。自動車から家電などの重工業系製造業から食品、日用用品などの製造業、そして販売に関わる流通業など、全産業が集結しているタイ。さらなる拡大、そして国際化が見込まれているタイの現状において、今後の業界トレンドの一端の視察のため訪問してまいりました。
展示会名：TILOG-LogistiX 2024 https://tilog-logistix.com/index.html
会 場：Bangkok International Trade & Exhibition Centre Event Hall 98
使用面積：8,600 ㎡
ブース数：173ブース
展示会場全体における展示会としての使用スペース
▪️訪問の主眼
- ー本展示会の出展事業分類。出展社の事業、アピール内容。
- －日系企業（特に中小企業）としての出展有用性、訪問有用性の確認。
▪️出展検討をお勧めする企業様
物流におけるコスト削減新技術紹介企業。在庫管理支援関係企業
▪️視察検討をお勧めする企業様
商品管理関係者（在庫、配送、倉庫に関わる部署）
▪️総評（想定する本展示会の有用性等含）
規模はイベントホールの１画で、出展企業も173ブースと大きいものではありません。新技術といえば、ウェブサイトでの紹介が十分可能なシステム関係、物流支援としては、物を動かすための自動化や人員削減用具など、目的が明確で対象も限られるため、「物流」分野のみの展示会としては、この程度の規模は納得できます。それでも少しずつですが、出展社が増えている感は感じます。展示のキーワードとしては、以下のように区切っておりました。
Logistics IT、 E-Logistics、 Transportation、 Logistics Service、 Providers、 Packing、 Material Handling、 Warehouse、 Loading、 Association
出展で目につく現物としては以下でした。
- 自動倉庫、倉庫の棚と自動ピックアップ機構、そしてそのシステム
- 物を移動させるためのあらゆる道具（無人搬送車（AGV）等）
- 物を保管するための道具（パレットなど）
- 在庫、流通、物流に関わるシステム関係の紹介。「スマホでできます」が目立つ。
出展社で目立つ国、企業は、世界の工場（今後は不明ですが）「中国」「中国」「中国」。９０％は中国企業または、中国企業との協業事業のタイ企業代理店という感じです。
日系企業の出展として
入口すぐの最も高価スペースにIHIが出展しておりました。ストレージ（ストックに関するハードからソフト一括）システムの紹介でした。
IHI ASIA PACIFIC (Thailand) Co., Ltd.
DENSO SALES THAILANDがドイツ企業、タイ企業と協業しているEV及び水素トラック事業です。主役はタイ企業NEX POINT。DENSOはローカル支援という感じの裏方的存在でした。
https://tilog-logistix.com/index.html
保管するためと運送するための道具としてパレットがありますが、木製（燻蒸処理含）パレット企業としてSiam Kyohwa Seisakusho Co., Ltdが出展しておりました。
出版物しかなかったので、このような撮影にしましたが、一般社団法人日本マテリアルフロー研究センターが出展しておりました。タイ大使館工業部からの依頼のようでした。
展示会全体としての、いくつかの出展物の例です。
倉庫には必ず存在するものです。（中国製）
木製パレット（タイ企業）
物流位置情報システム
自動搬送関係
倉庫全般
ボックス等
AUTO STRAGE
無人搬送車（AGV）
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